2017/07/21

祇園祭の山鉾巡行


今年の夏を楽しみにしていました。
初めて見る、祇園祭り。
あの独特なお家みたいな形をした車輪付きのお神輿みたいな(※勝手なイメージ)「山鉾」を、一度は目にしたいと思っていたのです。
ただ、メインイベントの宵々山と宵山は週末と重なっていて混雑がすさまじいと予想し、山鉾巡行を見に行ってきました。山鉾が京都市街を練り歩く日。

朝早くに通過点に到着し、朝食を食べながら待つこと数十分、遠くの方からお囃子の音が。

♪コンコンチキチン コンチキチン

だんだん近づいてきた。
実際に動く姿を見るのは…感動!
絶え間なくつづく祇園囃子、かけごえ、ハッピ姿のおじちゃん達の祭り感… わくわくしてくる。
そして、山鉾に飾られた豪華絢爛な装飾。美しいなぁ。ペルシャ絨毯のほかに日本画家、平山郁夫のタペストリーもあったりして、まるで動く博物館みたい。
交差点に差し掛かり、鉾がくるりと回転する様子は見事でした。
23基すべては見届けられなかったけど、満足、満足。

先頭をきって進む「長刀鉾」を描いてみました。

2017/07/14

コテージの裏庭で


旅の振り返りシリーズ第3弾。

アイルランドで3週間ほど滞在したコテージ。
コテージの裏手には広い庭があって、たくさんの野菜や花、ハーブが植えられていた。ラズベリー、リュバーブ、ポピー、ズッキーニ、スイスチャード、セージ… ほかにも数えきれないほど、いっぱい。
りんごの木もそのひとつ。庭の一番奥まで行くと、左右に植えられたりんごの木々が互いにアーチを描き、まっすぐに続く場所があった。天気の良い日はここで散歩をするのが最高に気持ちよくて、アーチの下をくぐって歩みを進めると、淡いきみどり色や鮮やかな赤色に染まったりんご、枝をついばむ小鳥を近くに見ることができた。そして時折、雲のすきまから日が差すと、地面の上にこもれびが降りそそいで…。
自然が近くにある暮らしは、素晴らしい。
このりんごから作られたアップルジュースも美味しかったなぁ。


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私事ですが、先日30歳を迎えました。メッセージをくださった方々ありがとうございます。
幼い頃の私からすれば30歳なんて遠い未来で、その頃には何でも分かる大人になっているんだろうと思っていました。
ふたを開けてみれば、全くそんなことはなく。まだまだまだまだ人生の道半ば。
楽しく、後悔のないように日々を送れたらと願う今日この頃です。

2017/07/04

「VILLA BUENA」にて作品展示中


京都市左京区の元田中にあるパティスリー「VILLA BUENA(ビジャブエナ)」さんにて、7月3日より作品展示がはじまりました。
店主の吉村さんのご厚意で、今回の運びとなりました!
春の個展「旅の向こうへ」に出した数点を飾っていただいています。今後、ときどき展示替えもさせていただく予定です。(新作描かねば…)



メインの焼き菓子のほかオーダーケーキなども作られているVILLA BUENAさん。
味が美味しいのはもちろんのこと、店内にスペインのお皿や雑貨が飾られていて見ているだけで楽しいです。



※お菓子の写真は、お店からお借りしました。


パティシエ吉村さんが笑顔で対応してくださる、あたたかなお店です。
お近くへ来られた際は、ぜひぜひお立ち寄りください!
どうぞよろしくお願いします。



VILLA BUENA
11:00〜18:00(火曜定休)
京都市左京区田中里ノ内町114-1
TEL 075-702-6868
アクセス:叡山電鉄「元田中」駅、市営バス「叡電元田中」から徒歩2分
facebookページ|https://www.facebook.com/villabuena/
instagram|https://www.instagram.com/villa_buena1141/

2017/06/30

アズレージョにかこまれて


旅のふりかえりシリーズ第2弾。
ポルトガルのリスボンから電車で1時間ほどの街、シントラ。色彩豊かなペーナ宮殿などの世界遺産で知られています。

まずシントラの駅に降り立って目にとまったのは、待合室の壁いっぱいに貼られていたタイル。ポルトガルでは、アズレージョ(ポルトガルで言うタイルのこと)を組み合わせて大きな一つの絵を作り上げているのをよく見ます。あふれる花々や、神話に出てくるような天使たち…ちょっとくすんだような色がまたきれい。
この出窓の向こうには実は駅員さんがいるのですけど、おばあちゃんと天使が話しているような構図にしてみました。

2017/06/20

CRANE BAR


旅のふりかえりシリーズ第1弾。
アイルランド西部の街、ゴールウェイから。

真っ暗な夜の街をぶらぶら歩いて、とあるアイリッシュバーに足を踏み入れた。ここで演奏されているのは、伝統的なアイリッシュ音楽。アコーディオン、バイオリンとで奏でられる軽快な音楽に酔いしれていると、あれ、ギターの人が遅れてやってきた。後ろからマンドリンの人も。奏者は2人でなく4人だったのね。調子どう?という感じで、いたって自由な雰囲気。みな楽譜を見ることもなく、リズムが続いていく。

場があたたまったところで、奏者から「誰か、ここに歌える人はいない?歌ってくれた曲をアレンジして演奏するよ。」との提案があった。ドキドキしながら座っていると、バーカウンターにいる20代の女の子がすっと手を挙げた。『Jug of punch』なら歌えるわと言って、独唱してくれる(※1950年代にアイルランドでリリースされた曲らしい)。大勢の観客が静まりかえる中、かわいらしい声を気持ちよさそうに響かせる。かっこいい。
彼女に続いて、髪を後ろに結いた中年男性も独唱しはじめた。アイルランド民謡なのだろうか、思わず草原と羊たちを連想してしまうような素朴な歌を、同じフレーズを1番から5番くらいまで朗々と歌い上げる。こちらもとっても素敵だ。

彼らの歌をうけて、再び楽器奏者たちが楽しい演奏をはじめたのだけど、なぜだか、この静かな歌の時間の方がより強く印象に残っている。
音楽を聞き、歌うことを、心の底から愛しているんだろうと伝わってきたからかな。
帰り道、他のにぎやかなアイリッシュバーの窓からは、お酒を手にして赤ら顔で合唱する人たちが見えた。これもまた正しい音楽の愛し方。

2017/06/15

ホタルさがし


水音のする方へ近づいて、彼らの姿をさがした。
あれかな?
いやいや、あれは光を受けた葉っぱだよ。

向こうで、ぽつ、ぽつと黄緑色の光が灯った。
「あ!」思わず時間がとまる。
消えてしまうと思ったら再び瞬き、ひらひらと浮遊しはじめた。

なんと儚くて美しいんだろう。
でも、ホタルの季節ももうすぐおしまい。
梅雨が明けたら夏がやってくる。


イラストレーションのコンペに向けて、目下制作中。。
昔描いたものを掘り出してきました。夜の虫。

2017/06/09

ムナーリのお弟子さん


NHKで放送されていた「奇跡のレッスン」をみた。
イタリアからはるばるやってきたブルーノ・ムナーリのお弟子さんだという女性が、日本のお絵かき教室の子どもたちに1週間レッスンするというもの。
この方が、とにかく可愛くて魅力的で!歩いている途中に、花の香りにつられて足をとめてみたり、あの木の枝は建物と会話しているみたいねぇとうっとりしたり、全然目的地にたどりつけない。笑
でも、言葉の壁をもろともせずに、子供たちと一緒につくり、ともに発見していく様子は素晴らしかった。子どもたちの目が、日を追うごとにキラキラしていくのがよく分かって。「気づき」を与えて、うまく導いてあげられるパワーを持ってた。

数年前、ムナーリの展覧会に足を運んだはずなのに、絵本などの成果物にしか目を留めていなかったなと反省…。どんな考えを持っていたんだろうと関心持ったので、これから著作を読んでみるつもり。

写真は、本文と全く関係ないけど、イギリスのケンブリッジにあったファーマーズストア。
形はふぞろいでも美味しそうな野菜や果物がたくさん並んでいたな。 

2017/05/30

中世スペインの街で


スペイン、マドリードの南東に位置する小さな街、チンチョン。
なんだかヘンテコな街名だなぁという第一印象でしたが(失礼)、スペインらしい街並みの残る、静かな良い街です。ニンニクの名産地で、夏に開催される闘牛でも有名。
訪れた日はちょうど雨が降っていて、どんよりとした雲に街が覆われていました。人の往来も少なく、まるで中世の世界に入り込んだような気分になったものです。
シーズンに間に合わず、スペイン旅中に闘牛観戦できなかったのが一つ心残りだったのだけど、ここチンチョンの中心にあるマヨール広場で闘牛場となる砂の上に立っていると、なんとなく、心わきたつような空気を感じられる気がしました。
スペイン人の魂ともいわれる闘牛、いつか体験できるかな。

2017/05/24

はちみつ色


京都へ来てから、アラビア圏出身の家族と知り合いになった。
その奥さんとの、瞳の色についての会話から。

彼女の瞳は、グリーンにオレンジが混じったような不思議な色をしている。
そして、生まれてまもない赤ちゃんの瞳は青色。吸い込まれそうなくらい綺麗なブルー。
親子で色が異なるなんて面白いなぁーと思っていたら、このブルーは、一歳を超えると自然と消えてしまうとのこと。
赤ちゃんの瞳だけに宿る、特別な色…!
彼には私たちと違う景色が見えてるのかもしれないな、なんて想像をめぐらせてしまった。

母である彼女の瞳の色は、故郷で「はちみつ色」と呼ばれているらしい。素敵だな。
一年後、彼の瞳はどんな色に成長するだろう?

2017/05/19

ひとすじの道


散歩をしようと、京都御所へ。
ひろーい敷地の中をのぞくと、あちらこちらに自転車を走らせている人が見える。いちおう京都の中心と言える場所なのに良いのかなぁと思いつつ、その様子を見て、降りるつもりだった自転車に座りなおして、ゆっくりペダルをこぎすすめてみた。
ゴリゴリ、がりがり、ジャリジャリ…。
砂利が敷かれているから、走りにくいったらない。
京都の人はタフなのだなぁと思っていると、ふと足元にある、まっすぐなひとすじの線に気付いた。うまく砂利を避けて、川の流れのように続いている。
そうか、この流れにのってみんな自転車を走らせていたのね。
学生からおじいさんまで、近所の人たちの近道コースになっているらしい。
帰り道、ペダルをこぐ私はきっと嬉しそうな顔をしていた。