2017/08/15

手塚先生


最近マンガを描くことに興味を持っていて、ふと見つけた一冊の本。手塚治虫先生がマンガの手ほどきをしてくれる「マンガの心 ―発想とテクニック―」、絶版になっているようだけど図書館で借りてきた。
マンガを描くにあたって必要な3つのこと、つまり「絵」をつくる、「案」をつくる、「漫画」をつくる、のそれぞれの章に分けて分かりやすく説明してくれる。
ここまで教えてくれて良いの??というほど親切な内容で、この本を、超超超超超多忙だったはずの彼が発表していたことに何より驚いた。ほんとうに神様…。まぁ知識や理論が平等に与えられていたとして、生み出したアイデアをどう料理するかが才能なんだろう。それと、この本の目的が、当時の世間一般の人へマンガの良さを伝えたいということにも関係していると思うけど。

「人を感動させるのは、自分の一番描きたいものをぶつけたとき」
この言葉は、表現するひと全員に当てはまることだと思った。

これを読んで果たしてマンガが描けるか?は、乞うご期待ということで。

ちなみにこの本、巻末に、お母さんや教師へ向けたマンガの描き方(ストーリーはないのでイラストかな)もあったりして本当に優しいので、興味のある方はぜひ手にとってみてください。